→地名・人名などの固有名詞は基本的に「やまとことば」系列として考えることが出来る。倭人伝においての漢字表記は、表音のために使われており、漢字の意味と語の意味に関連性がない。即ち、音韻として漢字が利用されている。
「やまとことば」 の法則性
ここでは、外来語(英語系・漢語)ではない在来のことば。
例)うみ・そら・やま・かわ
*閉音節がない(子音+単母音)
*拗音(しゃ・しゅ・しょ など)がない
*「ん」がない
→イロハ歌にもない。「ん」が出来たのは平安時代
*濁音で始まらない・「ら」行で単語が始まらない
殆どの地名・人名
ほとんど役職名が当てはまる
★面白いのは、「対馬」「壱岐」の二箇所。「日本側の地名表記」として、魏志倭人伝側の表記と一致している。つまりは、中国側の呼称が、そのまま日本側の地名にすり替わっている。
(大陸系の人が「つしま(津島)」の音がわからなくても、「対馬」の日本側表記を見ればそのままわかるようになっている。
「対馬」と「壱岐」が、対大陸の窓口として、漢字文化の定着度が高いことを示している。